交流会が行われたのは、いわき市平のTATAKIAGE Japanコワーキングスペース。この日は「いわきのおばちゃんたちが手料理で現役医師をねぎらう」というコンセプトでの交流会となり、医師に感謝の気持ちを伝えたいと言う女性たちが、たくさんの料理を持って集まりました。
そしてその料理に舌鼓を打ったのが、いわき市内の病院などに勤める医師たち。発起人である吉田さんたちの呼びかけに応じて、お忙しい合間を縫ってお越し頂きました。手料理とおいしいお酒に会話も膨らみ、和気あいあいとしたとてもよい雰囲気で交流が深まりました。
作られたお料理は、地鳥の蒸し物・ほうれんそうのおひたし・里芋と筍の煮物・厚焼き牛タン・鶏肉のミートローフ・鶏肉と小松菜の中華煮・セロリのピクルス・人参サラダときんぴらゴボウ・紅白ゆで卵・炊きたてご飯と、実に豪華。若い医師たちの胃袋をツカむ作戦です。

今回の交流会のきっかけを作った吉田みきとさん(中)と、女性代表として企画してくださった宮野由美子さん(左)。

現役の医師を招いて、和気あいあいと、そしてざっくばらんに交流しながら医療の問題点をさぐった。

今が旬の筍の煮物。アゴダシが決め手。思わずは箸が伸びる。

働き詰めの先生たちに配慮した、お野菜多めの母ちゃんメニュー。

医師たちに料理を1つひとつ丁寧に説明する宮野さん(中)。医師たちの心をがっちりとキャッチ。

とても賑やかな会となったようです。ここからいわきの医療に一石を投じる動きになることを期待。
もちろん、交流して終わり、ではなく、問題意識の共有も図られます。会の途中では、現役医師からいわきの医療の問題についてのレクチャーもあり、参加した1人ひとりが、問題点や改善すべき点について共有。改めて「医師が働きがいのある環境を市民側からもつくる」ことの重要性を再確認しました。
いわきの医療の問題を巡っては、制度的問題や市政運営に左右される、いわば「ハード的」な要素もありますが、医師が働きがいを持つという部分においては、「ソフト」として私たち市民ができることも少なくありません。その1つが、今回のように交流を深め、問題意識を共有すること。
このような交流を通じ、現場の声を聞きながら、医師が働きがいを感じてもらえるような地域づくりに活かせればと思います。ハマコン実行委員会も、吉田さんのプロジェクトを様々にバックアップできればと思います! 次回開催は6/16(木)18:30~、会場は前回と同じ、いわき市平タタキアゲジャパンのコワーキングスペースです。