第8回 浜魂、アツく終幕!

第8回 浜魂、アツく終幕!

3月26日(土)、第8回ハマコンが無事に開催されました。開催回数も今回で8回目。着々とイベントの認知度も高まっており、多様なプレゼンターが登場しています。今回はスポーツ関連事業を中心に、歴史文化に関わるプロジェクトが勢揃い。プレンゼンターは4人とも男性と言うことで、そこはかとない男臭さも感じつつ、アツいプレゼンが展開されました。ブレストでは女性からの鋭い意見が議論を活性。中身の濃いプレゼンとなりました。では、中身をザザっと振り返って参ります。

ハマコンといえば、まずは彼女たち。ハマコン公式チャリティアイドルの「シーサイドシスターズ」が会場を温めます。プレゼン前に、ハマコン前に彼女たちのミニライブがセッティングされており、成長ぶりを間近に見ることができます。今回はオリジナルソングやダンスパフォーマンスなどを披露。初登場から比べて、歌も踊りも、着実に力をつけてきたのではないでしょうか。今後の活躍がさらに楽しみです。

 

ライブが終わるとさあいよいよプレゼン!  とその前に、今回からは会場の一体感を醸成しつつ、身体を少し動かして頭と身体のウオーミングアップをしてもらおうと、ラジオ体操をさせて頂くことになりました。午後の少し眠くなる時間帯ですので、みんなで身体を動かし、さあ、プレゼンの準備を整えます。

 

—地域の資料を残したい

さて、この日のトップバッターは、郷土史家であり、生涯学習ともの会の皆川亨智さんのプレゼンです。テーマは郷土史家らしく「地域の資料を残したい」というもの。10数年前から地域資料の保存活動をしてきた皆川さんの懸念するのは、歴史資料を保存するための活動資金をいかに確保するかと言うこと。郷土の資料を何とか保存したいという気持ちを訴えました。

地域資料と言うのは、その時には価値がないと思っていても、数年後に見直されるようなものもあり、とにかく判断に迷ったら「保存」をすることが重要だと皆川さん。ブレストでは、クラウドやネットを利用した、個々人の資料のデジタルデータの保存についてアイデアが出されたようです。大きな費用をかけることなく保存を意識してもらえる活動から、皆川さんのベビーステップが始まります。

 

 

—クルマのチカラでいわきを盛り上げたい

2人目のプレゼンターは、自動車のイベント「いわきオールジャンルモーターフェス」を企画・運営している橋本健平さんのプレゼン。橋本さんの愛するクルマの力でいわきを盛り上げようという内容です。車のイベントを企画している橋本さんですが、最近では若い人たちの車離れを懸念しており、自動車が生活から切り離すことができないこのいわき市で、自動車文化を盛り上げたいとのこと。

すでに橋本さんは大きなイベントを主催する立場ですが、これまで繋がりのあまりなかった若い世代や女性の意見を幅広く聞くことができて大満足の様子。さっそく「安全体験シミュレーター」をイベントに置くことで、若い人たちに安全から車の楽しさを味わってもらえるような仕組みを作るという具体的なベビーステップも確定。どのような動きに繋がるのか、注目していきたいと思います。

 

 

—浜通りの選手を増やしたい

3人目のプレゼンターは、市民レスラーの「朱剛」こと坂本明久さん。いわきレスリングプロジェクトに所属するレスラーです。現在は、いわき明星大やパークフェスで興行が行われていますが、若手レスラーの人手不足が大きな問題になっており、どうしたら仲間が増えるのかのアイデアをみんなで考えたいとハマコンに参戦。冒頭はテーマソングにのせてマスク姿で登場するなど大盛り上がり。

プロレスというと、かなりハードなスポーツです、ハードだからこそ身体を鍛えるのにはもってこいのスポーツでもあります。そこで、ブレストでは「プロレスのエクササイズが面白そう」という女性からの意見もかなり寄せられたほか、広報やPRの面で大きな効果をもたらしそうなアイデアも寄せられました。夏場のパークフェスでプロレス的な何かが起こりそうな予感がしますね。

 

 

—親世代にもタグラグビーを!

最後のプレゼンターが、タグラグビーコーチングや普及活動をしている早川達彦さんのプレゼンです。タグラグビーというのは、タックルなどの物理的な接触を禁じたラグビーの一種。安全で楽しいことから、子どもたちにはじわじわと認知されてきてはいるものの、大人たちをもっと巻き込むにはどうしたらいいか考えたいと早川さん。いわきをタグラグビーの聖地にしたいと訴えました。

ワールドカップラグビーの大活躍で、ここ最近人気が急上昇しているラグビー。オリンピックによって知名度は増したものの、「身体の接触が多くて危険」というようなイメージを持ってしまっている人も多いのとこと。それを打破するためのイベントをみんなで話合いました。SNSを使った巻き込みや、大会開催などについてのアイデアが出されたようです。早川さんもかなり手応えを感じて頂いたようでした。

 

 

皆さんのプレゼンが終わると、ブレストです。今回からは、「プレゼンターご本人はブレストには入らない」というルールに変更されております。応援者はどんどんアイデアを出し、プレゼンターはそれに耳を傾けて案を練り上げていくということに集中してもらうためです。その効果か、アイデアの収集と選択がいつもよりスムーズにいったようです。プレゼンターの皆さんそれぞれに手応えを感じて頂けたようでした。

今回が8回目となったハマコン。これまでにプレゼンターとして33名の方にご登壇頂きました。浜通りでよりよい地域づくりをしていこうというプレイヤーがすでにこれだけいたんだという事実に改めて、この浜通りの面白さを痛感します。今回も、郷土史、クルマ、プロレスにタグラグビーと、多彩なテーマでプレゼンが行われました。

あくまでハマコンはきっかけにすぎません。「浜通りをこんな地域にしたい」、そんな思いを人と人のなかに浸透させていくためのきっかけづくりに徹していきたいと思います。次回第9回ハマコンは、5月14日(土)の予定です。ぜひお越し下さいませ!  思いを持って活動している人たちの「熱」に触れて下さい。

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