
●i-step株式会社
【取り組んだプロジェクト】
子供から大人、高齢者すべてが笑顔になれる場を作りたい! 「多世代交流型ボードゲームカフェ」で地域の問題解決をせよ!
高齢者の介護や障がいを持つお子さん向けの就労支援などのサービスを提供している、i-step株式会社。
保険サービスではカバーしきれない領域に対応するため、多世代が集まり、楽しく過ごしながら問題解決ができる、ボードゲームカフェのオープンを予定しています。
今回のインターンは、
(1)近隣学校・子育て世代・近隣の高齢者・関係機関などの情報収集
(2)FacebookやTwitterによる情報発信で、認知から興味、興味から行動へとなるようなイベント企画
(3)情報に基づく商品開発
という3つのステップで、多世代が交流できるボードゲームカフェのスタートアップのサポートをすることが目的でした。
【1ヶ月の成果】
ボードゲームカフェの立ち上げに向けた土台づくりとして、インターン生3名が1ヶ月で取り組んだのは、以下の3点です。
①ボードゲームカフェのプロモーション
ボードゲームイベントの実施、SNSアカウント・ホームページ開設、ボードゲームの認知度を上げるためのYouTube動画作成などを行いました。
②カフェの構想案の作成
地域の学生団体やボードゲームイベント参加者に対しヒアリングを行い、営業時間や料金、メニュー案、掲示板を設置するといったコンテンツ案など、具体的な構想案を提案しました。
③地域のサポーター探し
インターン期間終了後、ボードゲームカフェのオープンに向けて、活動を引き継いでサポートしてくれる団体を探しました。結果として、地元の学生団体が協力してくれることになりました。
このプロジェクトの進め方で特徴的だったのは、1週目にイベントを開催したこと。
これは、ボードゲームで本当に人が繋がることができるのかという仮説を検証すること、地域の方にボードゲームの魅力を伝えること、地域の方とのコネクションを作ることなどが目的でした。
実施したイベントでは40名程度の集客がありましたが、ボードゲームの認知度がまだまだ低いという課題も見えてきました。これにより、2週目以降の活動目標の再設定や、協力してくれる方々へのヒアリングをスムーズに進めることができました。
プロジェクトを進める中で、ボードゲームカフェのコンセプトについても新たな発見がありました。3人には当初、「支援する側」と「支援される側」という一方通行の支援のイメージしかありませんでした。しかし、ヒアリングを通して、「支援する側」だと思い込んでいた人たちにもそれぞれ悩みがあることが分かりました。
そこから、「みんなでみんなの問題を解決する」ことの重要性にも気づいたのです。
知識や経験をトレードすることが悩みの解決に繋がる。そのためにも、同世代だけではなく多世代の交流の場が必要です。
1ヶ月間のインターンを通して、多世代が交流できるボードゲームカフェの可能性を実感し、具体的な構想案を作り上げた3人。今後は、地元の学生団体が、この想いを引き継いで、ボードゲームカフェのオープンに向けてサポートを続けてくれるそうです。
【受け入れ企業・団体からのフィードバック】
学生の皆さんのスピーディーさは、企業としても見習うべきところがありました。地域の学生団体などの仲間を集め、繋げてくれたのは、会社の財産にもなりました。ボードゲームは目的ではなく、あくまで手段だと考えています。今後は、ボードゲームを通じて問題解決ができるカフェの立ち上げに向けて、引き続き、地域のネットワークをつなぎながら、一緒に価値を作り上げていきたいと思います。