2020春・地域実践型インターンレポート⑦ ~ゆにいく株式会社

2020春・地域実践型インターンレポート⑦ ~ゆにいく株式会社

●ゆにいく株式会社

 

【取り組んだプロジェクト】
インバウンド観光客がいわきを最高に楽しむための体験型観光コンテンツを作ろう!

いわきにはまだまだ知られていない多様な文化と魅力がたくさんあります。外国人観光客にその魅力を体感してもらい、世界に発信してもらうことで、いわきを一度は行ってみたい場所として世界中に認知させたい。それが、今回インターン生2名を受け入れたゆにいく株式会社の思いです。

今回のプロジェクトでは、いわきの観光素材の見直し、観光コンテンツづくり、フィードバックを踏まえたコンテンツのブラッシュアップなどのステップを通して、外からの目で観光資源を見直して、自由な発想で組み合わせ、外国人観光客にいわきのディープな魅力を楽しんでもらうための体験型観光コンテンツを作り、商品化することが目的でした。

【1ヶ月の成果】
まず、いわきを知り、魅力を探すためにいわき各地を巡りました。同時に、地元の方や外国人の方にインタビューを行いました。
次に、外国の方が旅行先でどんな体験を望んでいるのか、何に興味があるのかを知るためのアンケート調査を実施しました。これにより、いわきの観光資源について、そして外国の方が旅行に求めていることを明らかにすることができました。2人がインタビューやアンケートを通して感じた「いわきのいいところ」は、人が温かいこと。一方で「いわきの悪いところ」としては、市内を移動するための交通の便が悪い、地元の人が地元のことを知らない、地元についてのあきらめのようなものがある、などが挙げられました。

そこで、2人は、外部の人にいわきの良さを伝え、それが外から評価されれば、地元の人が地元の良さに気づくきっかけになるのではないかと考え、その視点から観光コンテンツづくりに取り組むことにしました。

コンテンツ作成にあたっては、次の3つのステップを踏みました。

①観光コンテンツになりそうな要素の書き出し
1地域あたり30個を目標に、観光コンテンツに繋がりそうな、たくさんの要素を挙げました。

②書き出した要素を組み合わせて、ツアーの土台をつくる
たくさんの要素を組み合わせ、52個のツアーのアイデアを作り上げました。

③組み合わせたコンテンツを厳選
インタビュー、アンケートの結果をもとに、商品化する6つのコンテンツを選び、これを紹介するホームページを作成しました。コンテンツを厳選する際には、日本文化を体験できるか、地元の人と交流できるか、「いわき」ならではのツアーか、自分たちがやりたいと思うか、という4つの視点を重視しました。厳選されたコンテンツは、月見亭とへそ石/四倉ねぶた/飲み歩きツアー/福島の海産物/古民家体験/伝統踊りと宴会体験の6つです。

さらに、アンケート調査(2回目)を実施し、自分たちの作り上げたコンテンツが外国人にどのように受け止められるのかを確認しました。77件の回答を回収し、どのツアーが人気か、福島の食べ物を食べることについてどう感じるかなどさまざまな角度からのフィードバックを得ることができました。

また、このアンケートからは、宗教的・文化的な問題、交通手段の問題、言語の問題、PRの方法などツアーを商品化するにあたっての具体的な課題も見えてきました。

この1ヶ月でインターン生が残した成果は、さらにブラッシュアップされ、商品化される予定です。

【受け入れ企業・団体からのフィードバック】
インターン生が実際に自分たちの足でいわき市内を巡り、作りあげたツアーについて、さまざまな人からフィードバックをもらうことができたのはよかったです。また、キックオフイベントとして開催した「浜魂」などで参加者の方から得たアイデアを活用することもできました。2人が提案してくれた52個のアイデアの種は、会社にとって財産ですし、今後、それをもとにしたツアーの販売を計画したいと思います。

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