2020春・地域実践型インターンレポート⑦ ~一般社団法人 とみおかプラス

2020春・地域実践型インターンレポート⑦ ~一般社団法人 とみおかプラス

●一般社団法人 とみおかプラス

【取り組んだプロジェクト】
原発事故で一時は全町避難を余儀なくされた富岡町。町の未来をつくる人材を地域に呼び込むための事業をプロモートせよ!

2017年に、一部の避難指示が解除された富岡町への視察・研修ツアーの開発に取り組む「とみおかプラス」。
視察・研修ツアーのパンフレットを作成し、インターン終了後も継続して活用できる告知ツールを残すことで、この取り組みと富岡の魅力を全国の大学生を中心に広く認知してもらえるようにプロモートすることが、インターン生4名のミッションでした。
さらに、地域の魅力や価値を再発掘すること、町のプレイヤーの連携強化をし、関係交流人口増加につながる情報を得ることも期待されていました。

【1ヶ月の成果】
2019年夏にとみおかプラスで活動したインターン生が作った「富岡に恋するツアー」をPRするパンフレットを作成することになったインターン生。これは、全国の大学生をターゲットにしたツアーでした。4名はまず、大学生へのアプローチが本当に必要なのか、という仮説から改めて検証することにしました。結果として、大学生は時間がある、経験することに時間を費やす、とみおかプラスがまだアプローチできていない層である、という3つの理由から、大学生をターゲットとすることには意味があると結論付けました。

1週目は、インプット期間として地域に実際に足を運び、町民の方と交流しました。2週目以降はインタビュー班パンフレット班の2班に分かれて活動を開始しました。

インタビュー班は、定期的に富岡町に足を運んでもらうためのヒントを探す情報収集に着手。富岡の魅力を発信する「とみおかアンバサダー」にインタビューを進めるなかで気づいた富岡町の魅力は「人」です。インタビューを通して、関係交流人口増加につながるヒントを得ることができました。

一方、パンフレット班は、富岡町を訪れてもらうためのきっかけづくりとしてのパンフレット作りに集中することに。1週間のインプット期間を経て、パンフレットで訴求することを、①人があたたかい、②学べる町、③かっこいい大人がいる、という3つの魅力に絞りました。そして、ターゲットは、「何がしたいか悩む大学生」に設定しました。そして、「この人に会いたい」と思ってもらうことで、ツアーに参加してもらえるようなパンフレットを目指しました。

さらに、富岡町を認知し、関心を持ってもらうために、SNSを強化することにしました。InstagramとTwitterを活用し、画像の加工やハッシュタグを工夫しました。すると、若い人に興味を持ってもらうことができ、フォロワー数やインプレッション数も増加しました。さらに、インターン生が地域を離れた後も投稿してもらえるよう、投稿のコツをまとめた引継ぎマニュアルを作成しました。

4人が1ヶ月間滞在して感じた富岡町の魅力は、ゼロからのまちづくりを前向きに始めているということ、そして、大人たちがチャレンジすることを応援してくれる町だということです。ツアーのターゲットでもある大学生自身の目で、あらためて富岡町の魅力を捉え直したインターンとなりました。

【受け入れ企業・団体からのフィードバック】
インターン生4名には、「本当に富岡町に関係・交流人口が必要なのか」という仮説を改めて検証してもらうところから始めてもらいました。大学生の目線から富岡町の魅力をどう切り取るか悩んだなかで、「人」にフォーカスするという切り口を見つけてくれたことは、とみおかプラスにとってもよい気づきとなりました。また、インターン生の活動は、富岡の地域内外を繋げてくれました。今後は、大学生が学べる町ということを、自信をもってPRし、インターン生からの提案を具現化していけるようにしたいと思います。

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