
2023年3月18日(土)、いわき若者会議「ふらっとさんかして、まるっといわき」を東京・品川にて3年ぶりにリアル開催!32名の皆さんにご参加いただきました。
開催概要
【開催日時】2023年3月18日(土)14:30~18:30
【開催場所】品川シーズンテラスカンファレンス
【登壇者】阿部公信さん(NHK)、桑名永樹さん(株式会社マルベリィ)、佐々木翔さん(Private Bar TOKYO) 、三戸大輔さん(元川前地区地域おこし協力隊) 、前野有咲さん(さすかる・コウノヤ管理人)、倉島琴水さん(田人地区地域おこし協力隊) 、渡邉智明さん(いわき市役所)、平澤俊輔さん(株式会社いわきスポーツクラブ)
【内容】
第1部:先輩からいわきのリアルを聞こう
第2部:ふらっといわきワークショップ
第3部:在京いわき若者の会
【参加者】いわき市と関わりのある30歳以下の学生・社会人
【主催】いわき市
【共催】港区
【運営】いわき若者会議実行委員会
【事務局】一般社団法人TATAKIAGE Japan
2022年10月に実施した「市長×若者イベント」を受けて企画された今回の若者会議。そこでのリサーチをもとに、いわきで多種多様なキャリアを築いている魅力的なプレイヤーをゲストに選出。いわきに関心のある若者同士が繋がり、今後のキャリアについて具体的なイメージを持つことを目的として実施しました。
第1部「先輩からいわきのリアルを聞こう」では、いわきで活躍する社会人ゲスト8人に登壇してもらい、いわきでどのような生活を送っているのか、仕事とプライベートの両面からお話いただきました。ゲストへの質問タイムにはオンラインからも参加できるようにし、登壇者と参加者の双方向でのゲストトークとなりました。第2 部「ふらっといわきワークショップ」では、ゲストの持つ課題について参加者と一緒に議論するワークショップを実施、第3部では、3年ぶりにリアルでの交流会を楽しみました。第1部、第2部については、以下で詳しくレポートします。
参加者からは、「東京でいわきの繋がりを感じることができる貴重な機会になりました」、「いわきに対する理解が深まり、いわきで働く際のイメージがわきました」、「いわきについて知らないことばかりでびっくりしました」などの感想をいただき、本イベントが、いわきとの多様な関わり方を知り、いわきでの生活を具体的にイメージするきっかけとなったことがうかがえました。
いわき若者会議は、今後も、皆さんのニーズに応えたイベントを開催し、いわきに関心のある若者同士の繋がりを深めるプラットフォームとして発展していきたいと考えています!
今後のいわき若者会議のイベント情報は、こちらのサイトや公式SNSで発信していきますので、ぜひチェックしてみてください。皆さんからのご意見やアイデアもお待ちしております。
\「いわき若者会議」公式SNSはこちら!/
Twitter/Instagram/Facebook
第1部「先輩からいわきのリアルを聞こう」
登壇者①|株式会社いわきスポーツクラブ 平澤俊輔さん 
いわき FC で 4 年間プレーし、キャプテンを務めた平澤さん。退団後は、株式会社いわきスポーツクラブのセールスチームに所属して主にスポンサー営業をし、地域に関わっています。
試合会場でサポーターから「写真を撮って」と頼まれることや、地域の方と「第二の家族のような付き合い」をすることもあります。地元のお祭りに参加し、友人とゴルフやキャンプを楽しむ様子も紹介してくれました。
登壇者②|さすかる・コウノヤ管理人 前野有咲さん
山形県出身の前野さん。いわきでは、取材企画・広報、イベント企画、コミュニティ運営の仕事をしています。
ビーチクリーンや、いわきに関わりたい大学生を招いたインターンイベント、シェアハウスの運営などこれまで取り組んだ企画を紹介し、「仕事とプライベートの境目があいまい」と充実したいわきでの生活を披露してくれました。
漁師や医師などとダイレクトに繋がれて輪が広がるのが、いわきで広報をしていて面白いことだそう。「どこに住むかより自分らしく生きられる場所がベスト」と話してくださった前野さん。これからもいわきでのご活躍を楽しみにしています!
登壇者③|株式会社マルベリィ 桑名永樹さん
6 業態 15 店舗 2 営業に取り組む株式会社マルベリィの創業者のお孫さんでもある桑名さんは、同社が営むカフェの店長をしています。
元々は東京が大好きでしたが、祖父が倒れたことから、5年前にいわきに泣く泣く帰ってきました。
しかし、改めていわきに住んでみると、気候がいいし、食べ物も美味しく、混雑もなく山がきれい。ボルダリングやサウナを楽しみながら、今ではいわきで充実した生活を送っているそうです。
いわきに帰ってくる人をサポートする企業にしていきたいと今後の抱負を語ってくれました。
登壇者④|Private Bar TOKYO 佐々木翔さん
いわき市平で「Private Bar TOKYO」を経営する佐々木さん。バーのお客さんと飲んだり、スポーツを楽しんだりなど、いわきでの充実した生活を披露してくださいました。
東京ではお客さんと店員の間にあまり深い交流はありませんでしたが、いわきでは深いつながりができることが魅力のひとつ。国籍や年齢、職業も関係なくさまざまなお客さんと関われるような店づくりを目指しているといいます。
将来は東京・上野にいわきを感じる店を出したいと今後の抱負も語ってくれました。
登壇者⑤|NHK 阿部公信さん
学生時代に、ジャーナリズムのゼミで映像づくりの楽しさを感じてテレビ業界を目指したと話す阿部さん。NHK でのディレクターとしての仕事内容や制作に携わっている番組を紹介してくださいました。NHKでのお仕事は「毎日が文化祭みたい」だそう!
「たとえ東京で生活していても、SNSでいろんな関係を持ち続けてほしい。どんな形でもいわきと関わりを持ち続けてほしい」と参加者にメッセージを送ってくださいました。
登壇者⑥|田人地区地域おこし協力隊 倉島琴水さん
田人地区で地域おこし協力隊として活躍中の倉島さん。
実は、いわきを訪れるまでは、失敗だらけでストレスも多かったそうです。今では健康的になり、ビューティーコンテストに出場するまでになりました!
田人地区では古民家カフェを運営し、ライブやクリーン活動などのイベントを開催しています。企画した蛍のイベントでは 1 日に 800 人もの人が田人を訪れました。
地域おこし協力隊を卒業後も田人に残ってゲストハウスの事業化を目指すとのこと。今後も田人地区がどんどん楽しくなっていきそうですね。
登壇者⑦|いわき市役所 渡邉智明さん
現在いわき市役所の政策企画課で働く渡邉さんは、大学卒業後に金融業界で働いたのちに市役所に転職しました。
前職は転勤が多かったのですが、結婚をきっかけに家族を優先に考え、転職を決意したそうです。「地元の人と話すのが楽しい」といわきでの充実した仕事ぶりをアピールしました。
また、プライベートでは、料理を勉強したり、イベントに足を運んだり、家族との時間を楽しんでいるそうです。
登壇者⑧|元川前地区地域おこし協力隊 三戸大輔さん
三戸さんは、人口 880 人のいわき市川前地区で、地域おこし協力隊として活動していました。
ビールの飲み歩きが趣味で、現在は、使っていない畑を利用してクラフトビールを醸造しています。池やプレハブ小屋の写真を披露し、野外アートフェスやビールの楽園づくりなど、ワクワクする未来の計画についてもお話くださいました。
ビールは今秋から販売とのこと。見かけたらぜひ飲んでみてくださいね。
第2部「ふらっといわきワークショップ」
第2部では、ゲストから出されたテーマごとに4つのグループに分かれ、ディスカッションを行いました。
ゲスト8人は、テーマ出題者の4人とディスカッション伴走者の4人に分かれてワークショップに参加しました。
4つのテーマとそれぞれのグループで出されたアイデアの一部をご紹介します。
テーマ①|いわきの人口創出
テーマ出題者:渡邉智明さん/伴走者:前野有咲さん
【アイデア】
・移住のロードマップを作る。時間軸でどんな支援が必要になるかが分かる。
・将来的に U ターンしたい出身者にすぐいわきに来てもらう。ロードマップを使ってもらい、最初は二拠点で交通費は補助金。
・市職員が別の地域に移住して、どういう補助が必要かを知る。
・ゲストハウスにお試し移住受入の補助
・コミュニティに入るような取り組み
テーマ②|いわきでロコモコを定番料理にするには?
テーマ出題者:桑名永樹さん/伴走者:三戸大輔さん
【アイデア】
・写真映えするロコモコ
・女性向けのヘルシーロコモコ
・男性向けには大盛りロコモコ
・ふるさと納税の返礼品にする
・給食で提供する
・ロコモコデイを作ってイベント開催する
・いわき流にアレンジする。ハンバーグをポーポー焼きにするなどいわき産に。
・子ども向けにロコモコ料理教室を開く。
・病院や企業の食堂で提供
・いわき FC のスタジアムで提供
テーマ③|いわきFC の観客数を増やすには何が必要か
テーマ出題者:平澤俊輔さん/伴走者:倉島琴水さん
【アイデア】
・首都圏向けのバスツアー。チケットを買うだけで「ドアto ドア」にする。
・アクリルスタンドを色々な店に置いて、来店者に SNS 向けの写真を撮ってもらう。
・定点カメラをスタジアムに設置する。選手が練習しているのも分かり、自分も頑張ろうと思ったり。
・勝敗で地元の店の割引が決まる。ユニホームを着ていたら割引。
・にわかサポーターの応援エリアを作る。応援の仕方が分からない人向け。
・市内を巡るバスツアー。車がない学生向け。
・イケメン選手のVログ。モーニングルーティーンや筋トレを発信。
テーマ④|いわきの良いところ
テーマ出題者:阿部公信さん/伴走者:佐々木翔さん
【アイデア】
・海と山が近くて自然が豊か
・雪が降らない温暖な気候
・色んなジャンルの仕事がある
・月見亭など写真映えスポットが多い
・人が優しい
・面白いことをやっている人が多い
・海が広くて落ち込んだ時に慰められる
・人間関係がフラット
・吹奏楽を観光のコンテンツに
・海だけでなく山も魅力的
・ブレイクなど、おしゃれなカフェが多い